トビタテ留学JAPAN 現地報告⑤
留学報告最終回です。8月25日にニュージーランドより帰国しました。
7月17日に伊丹空港から出発した私の39日間は、とても刺激的で充実した日々でした。
オークランドの町は、治安もよく、地域人口の40%以上が海外出身者が占めるグローバル都市でもあります。 学生や留学生も多く、学生証を提示すればバスや電車は学割運賃で乗車でき、美術館などの施設も無料で入場できました。 都会にありながら、自然環境もすぐ近くにあり、フェリーで移動など日本では経験できない事もたくさんありました。
しかし、改めて日本の素晴らしさを感じる事もありました。 大雨が降った際には、通学路が冠水したり、停電して復旧まで時間がかかったり。 日本に帰ってきて、バスが定刻に来た時は感動しました。
今回、私はトビタテ留学JAPANという返済不要の奨学金を利用しました。 文部科学省が官民協働で行っており、高校生部門と大学生部門があります。 私は昨年末に、泉ヶ丘校に留学計画を伝え、応募する許可をいただきました。
トビタテ留学は、全て学校を通じて応募や手続きをするので、泉ヶ丘校の先生方には大変お世話になりました。 年明けからは、何枚にも及ぶ志願書を書き、同時に自分自身で留学の受け入れ先を探す必要がありました。 応募書類は、何度も書き直し、いろいろな角度から見て意見をいただくために、先生方にもみていただきました。 4月に書類を提出した後は、6月の面接とプレゼンテーションの練習に追われました。10分間のプレゼンと10分間の質疑応答。 パワーポイントで資料を作り、本番はスムーズに始めるためにスケッチブックに貼って行いました。 面接官は奨学金を出資する企業の方々で、私は度胸をつけるために、校長先生、国際教養部の先生方、バスケ部の顧問の先生方や部員を前に何度も練習をしました。 練習しすぎて、当日はガラガラ声で挑んだのはいい思い出です。
審査に合格した後は、文科省主催の事前研修や壮行会があり、全国の9期生の高校生とたくさん出会いました。普段、他校の人と知り合う事がないので、探求活動のテーマなどを話し合って、とても刺激を受けました。またトビタテOBが主催するウェルカム会もあり、海外留学を経験した人の話をたくさん聞くこともできました。
まもなくこの秋に第10期生の募集要項が発表されます。 現中3生、高1、高2の皆さん、少しでも興味のある方はぜひチェックしてください。 最後になりましたが、応募すると決めた時からずっと相談にのっていただいた先生方には大変感謝しています。 ありがとうございました。